まぼろしの市街戦

まぼろしの市街戦」、アラン・ベイツ主演、フィリップ・ド・ブロカ監督、フランス、1966

第一次大戦中のフランスの小さな町。ドイツ軍が爆弾をしかけて逃げ出した後、精神病院の檻の中から狂人たちが街に出てくる。フランス軍の斥候が伝書鳩を連れて街にやってきて、狂人たちに「ハートの王様」として君臨するのだが・・・、という喜劇。これもずいぶん前に見たが、最後のほうで狂人たちが檻の中に戻っていく場面しか記憶になかった。まあそれなりにシャレのきいたお話。スカパーの「ザ・シネマ」チャンネルで見たのだが、最後の場面がアラン・ベイツが狂人たちとトランプをしながら「ほんとうの旅は窓からするものだ」というところで終わり、というのはこの放送ではじめてわかった(それまでのテレビ版では、アラン・ベイツが裸になって精神病院に自分から入っていくところで終わり)。