ロマンス小説の七日間

三浦しをん『ロマンス小説の七日間』、角川文庫、2003

これはまあまあおもしろい。中世の騎士道ロマンスと現代の恋愛?話が並行して進む。中世の話のほうはどんどん脱線していくけど、現代の話のほうはもうひとつストーリーにひねりがない気もするが、あとがきによると著者にとっての恋愛というのはそういうものらしい。やっぱり妄想向きの人かなあ。そしていちばんおもしろいのはあとがきだというのはこれも同じ。やっぱり微妙だなあ。