空前絶後のオタク座談会1 ヨイコ

岡田斗司夫山本弘ほか『空前絶後のオタク座談会1 ヨイコ』、音楽専科社、2001

岡田斗司夫山本弘が、小牧雅伸大槻ケンヂ柿沼秀樹大地丙太郎の四人をそれぞれ呼んで鼎談したオタクネタの座談会。いちばんおもしろいのは柿沼秀樹を呼んで竜の子プロのアニメのメカニック部分について語っているところ。竜の子アニメはいままでストーリーにしか目がいってなかったが、メカニック部分がこれだけ作りこまれていたんだよという話。しかし今見ると「決断」なんか、オープニング映像の部分はとてもかっこよく作ってあるが、本編の部分はかなり省力化(というか手抜きで)作ってあるようなんだけど・・・。「エイリアン」のノストロモ号の着陸脚の話はよく覚えているのでとても懐かしい。自分にとっては着陸脚よりもディスプレイとキーボードを使った対話型コンピュータ(大学に入ってからもまだ導入されてなかった)の方が印象強烈だったが。やっぱりSFというのは未来を見せてくれるものでなくちゃ、とほんとうに思う。