ドキュメント72時間 オン・ザ・ロード 国道16号線の”幸福論”

ドキュメント72時間・選」、「オン・ザ・ロード 国道16号線の”幸福論”」、NHK総合、2017.8.4


2014年に放送された回の再放送。この回は見ていなかったので、ちょうどよい。

横須賀、横浜、八王子、春日部、千葉と首都圏の外側をぐるっと廻る国道16号線沿いに、ロケ車が走って、道々、出会う人をインタビューする回。

田舎中学生は、ショッピングモールで遊んでいるが、「洋服が足りない」とおっしゃっている。神奈川県の北端は、微妙に田舎。中学生の服もおしゃれとはいえない。

この道はトラックが非常に多く、物流の軸。朝方は、散歩、ランニング老人が多いが、野宿をしながら、日雇いの仕事で食いつないでいる人がいる。前には定職についていたのだが、めんどくさいので辞めてホームレスになったという。どこに住んでいるかといえば、その辺の林の中に、ビニールシートでテントのようなものを張っている。

横田の飛行場には米軍の給油機。

トラックの運転手は、福山雅治のツアーの荷物を運んでいる。トラック運転手は高齢の人が多い。

春日部では、カップルが登場。17歳同士で4年続いているカップルだという男はヤンキー風。土方だって。女の方は可愛いが、まあこっちもヤンキーだ。春日部を離れたくないとか言ってる。ヤンキーなど、そんなものでしょう。

エプロンのおばちゃんが国道沿いを徘徊、と思ったら、健康のために荷物を持って歩いているという。えらい。

八千代市まで来ると、街灯がなくなり、真っ暗。お店がない。歩いているおじさんは、昼から9時間、千葉から柏まで歩くおじさんというものがいる。これもホームレス。しかし、何をするために千葉から柏まで歩くのかはなぞ。

千葉あたりに来ると、まだ山だらけ。歩道にいる婆は、道端に生えている「豆」をむしっている。これは路上の草ですが・・・。山菜採りというのではなく、散歩と野草探しのために毎日歩いている。これはホームレスではなくて、家はあるというが・・・。ジャーで炊いているコメと豆は非常に固い。両親を一人で看護して40年だって。看病で全部使ったら、豆でも野草でも食べるだろう。「どんなことがあっても絶対泣かない」という。

16号線の終点では、また無職登場。この回、無職だらけだ。終点は富津岬の手前。首都圏といっても、このあたりはこういうもの。おそるべし。