真田丸 #46

真田丸」 #46 「砲弾」


一度失敗した徳川家康は、全軍を3つに分けて、毎夜鬨の声をあげさせる。初めは城中も笑っているが、だんだん、

信之は、福島正則との約束通り、自分が大坂に出向いて兵糧を運び込もうとするが、それを止めるのは稲。そして、久しく出てこなかった出浦昌相。昔とほとんど変わらない容貌で現れて、「徳川に知れたら真田は滅びる」と断言する。

徳川家康は、鬨の声以外にもいろいろと策を立てていた。これもずっと出てこなかった叔父の真田信尹を呼んできて、「左衛門佐を十万石を餌に調略せよ」と命じる。こっちは、何十年ぶりというのがわかるように老けた顔。「ばば様の通夜以来」ということになっている。

信尹は、信繁に、家康からの書状を渡すだけで「読まんでいい」と言い捨てて帰る。家康は、内通している有楽斎に「城内を和睦でまとめよ」と命令する。

和睦の話はいったんは軍議で退けられるが、有楽斎と大蔵卿局が秀頼を強く説得するので、それで秀頼が折れてしまう。大野治長は、「左衛門佐、なんとかならぬか」と適当なことを言っている。

信繁は、茶々に直接会って、「秀頼公を説得していただきたい」と頼む。茶々は「お任せなさい」と答えて、秀頼に居丈高に「和睦はなりませぬ」と言い切る。秀頼は、信繁に「己の言葉の重みを知れと言ったのは、そなたではないか」と責めるが、信繁は「わたくしは戦に勝つために参りました」と言い捨てて去る。

後藤又兵衛毛利勝永塙団右衛門、それに信繁の4人だけで、蜂須賀勢の陣に夜討ちをかけて、士気を上げる。

しかし、徳川方がイギリスから買い入れた大筒を城に打ち掛け、茶々の侍女が吹き飛ばされ、話は急変しておわり。


こんなタイミングで、出浦昌相真田信尹が出てきたので笑った。とはいえ、真田信尹が、信繁の説得に当たったのは事実。一番無責任なのは、大野治長。内談の席では何も言わず、後になってから、信繁に「すまぬ」と言うだけ。茶々もいつも気分で話すだけの無責任な人。やっぱり大坂方はアホっぽい。あと4回、後日譚なんかをやることはないと思うので、大坂方がほとんど死んで終わりだろう。新選組!と同じようなこともやらないだろう。終わり方の予想が裏切られるといいけど。