さすらいの太陽 22話

「さすらいの太陽」22話、「のぞみのデビュー」


前回大漁節を歌っていたのぞみ。自信をつけて、新田に味噌汁をごちそうしてもらい、また旅に出る。知らない飲み屋を訪ねて、「心のうた」を歌うばかり。しかし、店からのリクエストは、「はやりの香田美紀の歌をやってよ」というもの。出だしを歌ったところで、もう歌えなくなってしまうのぞみ。町を歩いても、流れているのは美紀の歌ばかり。

なんだか聞いていると、単純な旋律の「心のうた」よりも、美紀の歌の方がいいような。微妙だ。

店を回っているうちに、やっと「心のうた」のリクエストが客から来た。しかしリクエストした客は、手配中の強盗犯。警察にしょっぴかれていくのだった。店の品書きには、「ビール200円」と出ている。

のぞみにも追っかけができた。「ゲリラーズ」というなんだかよくわからない名前の長髪ヒゲ兄ちゃんたち。のぞみは、「歌謡界で生きていく自信がない」と言うのだが、「客の顔色ばかりうかがっているね。自分の歌を歌うんだ」ときつく返される。のぞみは素直なので、なんでも受け入れるのだ。そこで、ゲリラーズから、「嵐山フォークフェスティバル」で歌うように勧められる。

車で別の町に連れてこられたのぞみだが、そこでは、香田美紀が麗々しく撮影会をしていた。美紀から、「ママ、峰さんにおこずかいをあげてちょうだい」とまたまた屈辱的なことを言われるのぞみ。しかも、のぞみの父親の体調がよくないこともつげられ、二重にショック。

嵐山フォークフェスティバルに出場するのぞみ。これは「宵々山コンサート」みたいなものか。満員の客の前でゲリラーズとともに「心のうた」を歌うのぞみ。この歌、ギター1本しか伴奏がないのに、画面では、ドラムやベースの伴奏がついていることになっていて、内容と合わないよ。

客は大喝采で、レコード会社のスカウトマンも泣いてしまう始末。


しかし峰のぞみはデビューしておらず、レコードが出ていないのに、なぜ歌がはやるのか?流しだけでは、はやりようがないと思うが。納得イカないわ。