さすらいの太陽 20話

「さすらいの太陽」20話、「帰ってきたファニー」


前回、江川からデビューのチャンスを自分から放棄したのぞみ。家族はがっかり。劇中のテレビでは、森進一が「おふくろさん」を歌っている。

テレビニュースで、アメリカに渡ったファニーが、ボクシング界のスターになって帰ってきたことがわかる。のぞみはファニーに会いに行くが、ファニーはのぞみの面会を拒絶。がっかりするのぞみを車の窓から笑っているのは美紀。

あきらめきれないのぞみは、ファニーの帰国パーティーに突撃するが、関係者以外はお断りで、追い返される。

作詞家の野原は、美紀ではなくてのぞみのために詩を書いているので、美紀はそれが気に入らない。のぞみにその詩を譲れとムチャを言うが、当然のぞみは断る。腹立ちまぎれに、美紀は「ファニーとあなたは兄妹よ。」と捨てゼリフを残して行ってしまう。

のぞみは、ショックで、ファニーのジムを訪ねて美紀の話の真偽を問いただすが、ファニーは扉も開けずに、「いいじゃないか、そんなことは忘れて歌に打ち込むんだ」と追い払う。のぞみは、以前兄の姿を探して外航船を訪ねて行って、ファニーを見つけたことを思い出し、号泣。

のぞみは、ひとりで「誰もいない海」を歌って涙していると、そこにファニーがのぞみを探しに来た。のぞみは、ファニーに励まされ、真の歌手になるためにまた旅に出ることにした。


のぞみ役の藤山ジュンコ、歌はともかく、芝居はあまりできていないのだが、この回は特にその欠点が暴露されている。とにかくぜんぜん泣きの演技ができていない。これは惜しい。