ドキュメント72時間 真冬の東京 その名は”はな子”

ドキュメント72時間」 「真冬の東京 その名は”はな子”」、NHK総合、2016.2.26


井の頭公園の中にある井の頭自然文化園の象、はな子を追いかけた回。他の動物園から飼育員が見学に来ているが、このはな子、もう69歳。戦後ほぼずっと生きていたことになる。飼育員のお兄さんは、「動物園での象の寿命はふつうは50歳前後なので、ありえない長命」と言っている。

表に出ているのは、日差しがあるときで、日が落ちてくると自分で飼育室に入っていく。体の表面は白く、皮がはがれたようになっていて、年季を感じさせる。ファンが多い。

はな子が観覧できるのは、午後3時まで。もう年老いていて、横になると起き上がれないので、寝るのは飼育室の中で立ったまま。それでも毎日朝になると日光を浴びに外出する。寒いとさっさと飼育室に引っ込む。

はな子の飼育員は、「毎日生きているかどうかが心配だ」と言っている。それはそうだろう。もう歯は弱っているので、皮をむいたバナナ、桃、黒糖を水に溶いたものなど、特別食で暮らしている。

外人さんが来ていて、それによると海外のネットでは、「もう可哀想だから、動物園から解放してやれ」という意見もあるという。しかし、ずっと動物園にいた象が、今になって野生に帰れるものだろうか。

通って40年になるおばあさんとか、デートの高校生カップルとか、朝やってくるデパートの店員とか、弱視カップルとか、客もいろいろ。1月20日から撮影しているので寒いのだが、はな子は人気者。

これは生きているうちに一度行かないと。うっかりするともう見られないことになりそう。