ウォレスとグルミット 危機一髪

ウォレスとグルミット 危機一髪」、ニック・パーク監督、イギリス、1995


ウォレスとグルミットが窓ふき屋を始める作品。ついでに、羊から自動的にセーターをつくる機械も発明。

窓ふきをしに行った先の毛糸屋の女主人に恋をするウォレスだが、そこの飼い犬は、自動セーター編み機の秘密を狙っていた。グルミットは羊殺しの無実の罪でつかまって、裁判で終身刑にされてしまう。

グルミットを助けて脱獄させるのは羊たちとウォレス。しかし女主人は飼い犬のロボットの手下にされて羊泥棒をさせられていた。

ウォレスとグルミットは女主人を助けるために、サイドカーつきのオートバイでロボット犬の運転するトラックを追いかける。


ロボット犬は、「ターミネーター」みたいな感じだが、悪役でも可愛くできている。「ペンギンに気をつけろ!」のスリルに劣らぬ傑作。30分の尺とはいえ、クレイアニメでここまでやるのは気が遠くなる。短くておもしろいのは、アイディアと脚本のよさのなせる業。