ブラームス/ヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェン/交響曲第3番、ハーン、サロネン、フィルハーモニア管弦楽団
-
-
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン/ヒラリー・ハーン、
サロネンとフィルハーモニア管弦楽団の演奏会、半年前からチケット買って楽しみにしていたが、行けてよかった。
テクニックも表情のつけ方もいいところだらけ。躍動感のある演奏で、行く末の楽しみな人。
ベト3は、サロネンの解釈が冴えている。基本的にテンポを早くして飛ばしているが、第二楽章の中間部は急にゆっくりやったりしていて、緩急自在の演奏。
贅肉のない、引き締まったベートーヴェン。ぬるいところがなくて、聞いていて気持ちいい。楽員で目立ってよかったのは、オーボエとティンパニ。オーボエは、この曲の主役だが、いかにもベテランの楽員。とにかくうまい。こういう人がいるとオーケストラが締まる。ティンパニは珍しく黒人。この人が非常に上手い上、演奏のスタイルがカッコいい。次々とバチを取り替えて叩いていたが、いい音出てた。
演奏家の組み合わせも、曲目も、ハズレがなさそうで、実際にもすばらしい、というものなのだが、満員にはなっていなかった。当日券もあった。外国オケはたくさん来ているから仕方ないけど、もったいない。
-