上坂すみれ 革命的ブロードウェイ主義者同盟決起集会 vol.7

上坂すみれ革命的ブロードウェイ主義者同盟決起集会 vol.7」堂島リバーフォーラム、2014.9.7


上坂すみれのライブが東京と大阪でおこなわれたので、大阪の方にいってきた。上坂すみれのライブは初参加。

内容は、持ち歌1、「病み・病みヤングパラダイス」という、昭和アイドルのパロディーをコンセプトにしたコーナー、持ち歌2、アンコール。

この「病み・病みヤングパラダイス」だが、上坂すみれが「メロ坂みみみ」という歌手、という設定で、昭和アイドル(工藤静香とか)の曲をカバーするというもの。メロ坂みみみのニックネームが「ミミタソ」で、「ミ」「ミ」「タ」「ソ」に合わせて上坂すみれの指示通り客が絶叫。お客はみんなノリがいい。

はっきり言って歌はヘタ。最初の方は声が出てなくてびっくりした。しかし、それ以上に驚いたのは上坂すみれの客あしらいのうまさ。しゃべりができるのは、ラジオ番組を聞いているので知っている。しかし、それをステージで客を前にして即興でできるかといえば、話は別。ちゃんと客のリアクションを拾って、客のテンションを上げながら、おもしろいことを話している。これは訓練でできているところもあるかもしれないが、そういう勘のよい人ということ。

歌にものせられてしまったが、これはファンがつく舞台。アイドルは、こういうことができる人がなるものということがよくわかった。以前、ももクロのボイン会つきのライブが大阪のZEPホールかどこかであったが、あの時よりもいい。

舞台では物販を紹介するコーナーがあって、物販を買ってねというおねがいコーナーなのだが、「申し訳ないが、みなさんのお買い物が頼り」というメッセージを、そういうことばを使わずにちゃんと伝えている。これもあこぎでなく、いやらしく低姿勢でもなく、客をうまくもっていっている。

このライブの物販は、パンフが2500円もする。これがEPレコードサイズで、わずか24ページ。こんな薄い本が2500円はないわーと思っていたが、ライブが終わったら買っていた。このライブでないと買えないものだから。これがアイドルのパワー。おそろしいわ。