赤毛のアン 17話

赤毛のアン」17話、「アン、学校にもどる」


ダイアナのところのバリー夫人に娘との絶交を言い渡されて、アンはがっくり。ところが、ダイアナがグリーン・ゲイブルズを訪ねてきた。アンは喜んでダイアナを追いかけるが、ダイアナは沈んでいる。絶交令は続いているのだ。10分だけ、お別れを言うことだけ許してもらった。

アンは、いろいろと文学的な表現で、ダイアナへの友情を説明し、ダイアナは、「もう心の友は持たない。あなたを愛している」という。アンは感激。

しかし家に帰ってくると、アンはみじめな結果を思い出す。マリラは、悲劇のヒロインになったアンにちくりと言うが、アンがおしゃべりをやめないので、ホッとしている。

アンは学校に戻ることを宣言。ダイアナと会えなくなったので、家に閉じこもる意味はなくなった。アンは模範生になるようにつとめるという。マリラはとにかく学校に戻ってくれるということで安心。

学校では、ダイアナはアンから目をそらせる。それで、アンはフィリップス先生に「ミニー・アンドリュースの隣に座りたい」という。そんなアンにも、他の女の子がやさしくしてくれるので、アンは感激する。

次の日の昼休みに、アンが教室に戻ってくると、机の上にリンゴが置かれている。アンは喜ぶが、リンゴをくれたのがギルバートだと知ると、あいかわらず無視。でも他の男の子も、アンによくしてくれる。

その午後、ダイアナから、お手紙が回ってくる。「おかあさんから、学校でもあなたと口をきかないように言われているが、いままでと同じくあなたが大好き」というもの。アンは返事を書いて、とても機嫌がよくなった。交換日記だ。昔からあったのね。


またもアンの妄想爆発の回。これはもはや友情を越えて、疑似恋愛。こういうところが、この本の人気をひっぱっているのだろう。