ドキュメント72時間 "縁結び列車”に乗って

「ドキュメント72時間」　「"縁結び列車”に乗って」、NHK総合、2013.12.13


寝台特急サンライズ出雲で出雲大社詣でに行く人たちのドキュメンタリー。この列車、金曜日発とはいえ、満席だ。すごい。

客は、若い人が多いが、北海道からわざわざこの列車に乗るために東京に来たという老夫婦もいる。他にも同じような人が。「ご縁」（恋愛、結婚とは限らない）を求めて出雲大社に行く人ばっかり。出雲大社の影響力がこれほどとは思わなかった。

岡山駅では、みなさん朝食の買い出し。車内販売がないのだ。鉄道好きの人々は、ここで四国行きの車両との切り離しを撮っている。列車が出雲市駅につくのは10時48分。出雲大社は大賑わい。土日に行ったことがなかったので知らなかった。平日でもそれなりに人はいるので、土日が混雑なのには納得。

神社の中や、その近辺に、「◯◯すると願いがかなう」と思われている場所がいろいろあって、みなさん群がっている。特に八重垣神社の池に紙を沈めるのに必死。占いはみなさん好きなのだ。

日曜日はかなりの雨。しかし参拝客は相変わらず多い。出雲市駅には夜になって東京行き上りのサンライズ出雲が入ってきた。

お客には参拝のご利益があって結婚した人もいる。金曜日の列車で来た人も。この列車はとにかく時間がかかるので、片道は飛行機にする人が多いと思っていたが、この列車で往復する人もいるのだ。

先週の郵便局の回よりは、ドラマティックな話をしている人が少ないが、それでも「うつ病だった」とか、「今の職場にいられるかどうかが不安」とか、いろいろある方はいる。列車が東京に着くのは、7時8分で、けっこう早いから出勤に間に合うのだ。

せっかく出雲からそんなに遠くないところに住んでいるのだから、一度は全行程乗ってみたい列車。出雲市発の上りで、日曜日発とかでなければ予約は取れるだろう。かなり意欲をそそられる。

来週は、新宿の紀伊國屋書店。これもたのしみ。