林哲司・半田健人昭和音楽堂 小林明子特集

林哲司半田健人昭和音楽堂」 「小林明子特集」


この回は、小林明子ご本人がスタジオに来てゲスト出演。現在はロンドンで活動しており、一時帰国したので出演という話。

ところが、自分は小林明子のことはほとんど知らず、大ヒットした「恋におちて」が売れていた時も、すでに歌謡曲をまったく聞いていなかったし、ドラマも見ていなかった(ドラマは、最近になってCS局で再放送されたものを初めて見た)。ということで、ほとんどが初めて聞く曲。リストはこれ。

1 ・ 「恋におちて~Fall in Love」 / 小林 明子 (1985年・昭和60年)
2 ・ 「真実」 / 小林 明子 (1986年・昭和61年)
3 ・ 「心みだれて」 / 小林 明子 (1986年・昭和61年)
4 ・ 「君といつまでも」 / 加山 雄三 (1965年・昭和40年)
5 ・ 「勇気をあげたい」 / 小林 明子 (2013年・平成25年)

「恋におちて」はさすがに、ドラマの再放送を見る以前に聞いたことがあるが、さすがによい曲。小林明子によれば、一人歩きしているので自分の曲じゃないみたいとのこと。もともとは自分のために書いた曲ではなく、作曲家志望だったので、単に作曲してみた曲がプロデューサーの目にとまって、湯川れい子が歌詞をつけたもの。

「真実」、「心みだれて」は、両方シングルカットされた曲。「心みだれて」はドラマの主題歌。小林明子はもともとロック、プログレ志向だったと言っているが、書いてる曲はぜんぜん違う路線。1曲目が大当たりしたので、きれいなメロディー路線で行くことにしたらしい。ご本人の声がキレイで、それによく合っている。

カーペンターズの兄の方、リチャード・カーペンターとの関係は、自分で手紙とデモテープを送ってプロデュースしてもらったそうだ。リチャードは、カーペンターズの曲の半分を書いていて、アレンジャーとしても優れた能力があるのに、それが正当に評価されていないと言っている。

加山雄三も、リチャード・カーペンターと同じく、音楽家としてちゃんと評価されていないと言っていて、そこであげたのが「君といつまでも」。これは作詞は先日亡くなった岩谷時子だが、作曲は加山雄三本人だったのね。

最後に、現在の作曲活動を紹介ということで、新しいアルバム(中身は洋楽とセルフ・カバー)の1曲。「勇気をあげたい」はアルバム唯一の新曲。これもメロディーのキレイな曲だが、後半はちょっとロックが入っている。自分はバラード・シンガーとして認知されているが、パワフルなシンガーを目指しているとのこと。