ワルキューレ

ワーグナーワルキューレ」、ジークムント ポール・エルミング、ジークリンデ ナディーネ・ゼクンデ、ヴォータン ジョン・トムリンソン、ブリュンヒルデ アン・エヴァンス、ダニエル・バレンボイム指揮、バイロイト祝祭歌劇場管弦楽団

今日は1月の第一日曜日。ということはスカパーの開放デー。クラシカ・ジャパンは何をやってるのかと思ったら、指輪の全曲放送でした。これ、去年全部録画してDVDに落としているので通常放送のほうがよかったんだけど・・・。まあやっているとついつい見てしまう。92年の演奏の録画だけど画の入ったものとしてはワルキューレ屈指の名演だと思う。(録音だけのものであれば、ベームバイロイトで振ったものが一番好きだけど)オケはガンガンなっていて、キレもいい。歌手はエルミングとゼグンデもいいが、やっぱり最後のトムリンソンとエヴァンスのからみがよい。最後の「このやり先を恐れる者は、決して炎を踏みわたるな」のところ、その後何度もブリュンヒルデを振り返って退場していくところ、なんともいえないものがある。ハリー・クプファーの演出もそれなりに工夫があって、妙なしかけにおぼれてなくてグッド。片桐仁美がシュヴェルトライテを歌っているのだが、ワルキューレは誰が誰だかわかんなかったよ。ごめん。