さすらいの太陽 26話

「さすらいの太陽」26話、「心の友・心の唄」


出生の秘密がバレて、のぞみは元気だが、美紀はショックで立ち直れず、家出。のぞみは父親が死んだ分、ファニーと付き合うことになったので、ダメージは薄い。テレビにはバンバン出ていて、人気も上がってくる。

さらに、新聞に出ているのは、「香田美紀の出生の秘密」で、のぞみのスキャンダルにはなっていない。美紀の両親ががっくりしているところに、のぞみが家を訪ねてきた。のぞみは初めて美紀の家出を知る。そこに警察から、美紀が下田で見つかったという電話がかかってきた。

すぐに下田に向かう美紀の父親に、のぞみが同道することになる。母親の方は、ショックの余波で留守番。しかし、母親はあんなにのぞみをイジメていたのだから、一言あって当然だろう。

美紀は病院で寝込んでいるが、体は大丈夫。のぞみは、下田の子供にも、「いい歌だべ」と言われて、いっしょに「心のうた」を歌う。それを病院の窓から聞いて、感動する美紀の父親。美紀もやっと目が覚めた。のぞみも現れて、美紀と仲良く手を握る。

のぞみは、久しぶりに江川の家を訪問すると、江川はのぞみのワンマンショーをすることを提案してきた。しかし、いくら流しで歌っていたとはいえ、レパートリーは足りるのか?持ち歌1曲しかないのに?歌謡界の大御所、安岡先生がこの企画を推しているので、だいじょうぶらしい。

家に帰ると、熊五郎がのぞみの後援会事務所と、美紀の後援会事務所の看板を作っていた。美紀は父親といっしょに、のぞみの父(つまり美紀の実父)にお線香をあげに来た。美紀は、のぞみにこれまでのことを詫び、ショーのことを祝福する。

のぞみと母親と弟妹、ファニーは、美紀の家を訪問して、美紀の父親の誕生日と美紀の全快を祝う。今までのことはすべて水に流して、みんなは和解。のぞみのワンマンショーでは、美紀がピアノをひく。満員の客の喝采でめでたしめでたし。


最後は強引すぎだが、昔のアニメなのでこんなもの。勧善懲悪にはならないところが男の子向け作品とは違うところ。問題と言えば、劇中で流れる藤山ジュンコが歌う「心のうた」より、エンディングで流れる堀江美都子が歌うバージョンのほうがずっと出来がいいということ。堀江美都子の上手さは昔からただものではなかったが、番組としてはまずくないか?