林哲司・半田健人の昭和音楽堂 作詞家・有馬三恵子が手掛けた南沙織の作品・特集

林哲司半田健人の昭和音楽堂」、「作詞家・有馬三恵子が手掛けた南沙織の作品・特集」


林先生は、「落花生は茹でたのがおいしいから食べてみて」と強い推し。たしかに茹でピーナツはおいしいね。

この回は、南沙織特集だが、ただ南沙織というだけではつまらないというので、前に金井克子特集で取り上げた時に歌詞の多くを書いていた有馬三恵子に限ってとりあげるというもの。

1 ・ 「17才」 / 南 沙織 (1971年・昭和46年)
2 ・ 「潮風のメロディー」 / 南 沙織 (1971年・昭和46年)
3 ・ 「哀愁のページ」 / 南 沙織 (1972年・昭和47年)
4 ・ 「傷つく世代」 / 南 沙織 (1972年・昭和47年)
5 ・ 「色づく街」 / 南 沙織 (1973年・昭和48年)
6 ・ 「ひとかけらの純情」 / 南 沙織 (1973年・昭和48年)
7 ・ 「想い出通り」 / 南 沙織 (1975年・昭和50年)

南沙織は1971年デビュー。「17才」がデビュー曲、「潮風のメロディー」がセカンドシングル。まあ古いアイドルソング。林先生いわく、リアルタイムで見て、いちばんだった「ガールフレンド」と言っている。この時期にデビューした女性歌手が、「アイドル」と言われた歌手のはしり。「大学生がレコードを買ってもおかしくない」というコンセプト。

有馬三恵子は、作詞家としての強烈な個性を出さずに、いい詞を書く人。

「哀愁のページ」、「傷つく世代」は、前2作につづく曲。「傷つく世代」のイントロ部分の楽器パートはなんとなく聞いた記憶がある。これはかなりパンチのきいた曲なので、聞いたら覚えるわ。これは今聞いてもアイドルソングでちゃんと通じる。

「色づく街」は、半田氏一押し。「ひとかけらの純情」も推している。「色づく町」も、印象がはっきり残っている。前の曲とはぜんぜん曲調が違うが、これも鮮烈。「ひとかけらの純情」はふつうっぽい。

林先生は、当時実際に南沙織に会ったと言っている。完全にファン目線。

「思い出通り」は、また歌い方が変わり、ポップな歌になっている。南沙織、かなり歌うまい。これは今でもファンがいるのは納得。かわいいだけじゃないのだ。