林哲司・半田健人の昭和音楽堂 「B面&実はB面だった曲」特集

林哲司半田健人の昭和音楽堂」 「B面&実はB面だった曲」特集


半田健人が朝に弱いという話をすると、林先生は、「朝にはモーツァルトを聴け」と言っている。モーツァルトを聴いても、寝起きはよくならないような気がするが…。

この回はB面曲特集。

1 ・ 「旅立つ朝」 / 沢田 研二 (1975年・昭和50年)~「時の過ぎゆくままに」のB面
2 ・ 「二人だけの昼下がり」 / ガロ (1973年・昭和48年)
3 ・ 「ロマンス」 / ガロ → 「二人だけの昼下がり」のA面
4 ・ 「君ひとり」 / 千 昌夫 (1966年・昭和41年)
5 ・ 「星影のワルツ」 / 千 昌夫 → 「君ひとり」のB面だったが、後にA面になる
6 ・ 「涙のオルガン」 / ズー・ニー・ヴー (1969年・昭和44年)
7 ・ 「白いサンゴ礁」 / ズー・ニー・ヴー → 「涙のオルガン」のB面だったが、後にA面になる

「旅立つ朝」は、作詞安井かずみ、作曲加瀬邦彦。「時の過ぎゆくままに」は、ドラマ「悪魔のようなあいつ」の主題歌だったので、最初からA面に決まっていた。

「二人だけの昼下がり」は、「学生街の喫茶店」のB面だというリクエストがあったが、それはリスナーの間違いで。A面曲は「ロマンス」。「学生街の喫茶店」は、これも別の曲のB面曲だという説明。林先生によると、このレコードは発売時にはA面B面は決まってなくて、出来を見てABを決めただろうという。

アナログレコード時代は、A面だろうがB面だろうが、買った人は聴いているもの。「星影のワルツ」は、もともとB面曲だったが、評判をみて、ABが裏返されて再発されたという。ABどちらが聴かれているかは、ジュークボックスや有線リクエストで判断されていた。「君ひとり」は普通の演歌。これに比べると、「星影のワルツ」はヒット曲だけのことはあるおもしろさ。遠藤実が、作曲だけでなく作詞もしている。

「白いサンゴ礁」と「涙のオルガン」も、ABが初発とは入れ替わってしまった曲。「涙のオルガン」は、いかにもフォークソングな感じ。「白いサンゴ礁」はヒット納得の曲。