別冊アサ(秘)ジャーナル

「別冊アサ(秘)ジャーナル」、2013.1.27


録画ばかりでしばらく見ていなかった別冊アサ(秘)ジャーナル、とりあえず1月分を見た。これは軍艦島を中心にした九州北部の回。

軍艦島は、テレビの威力で、一般観光客が立ち入れないエリアにもどんどん入っている。基本は廃墟なので、普通の廃墟並にはあぶない。地面はガラスとか、廃材とかそんなものだらけなので、立ち入り制限も当然。しかし、この立ち入り制限エリアにおもしろいものが集まっていて、住居(正社員用と下請け用は別で、広さや間取りも違う)、小学校、飲み屋、留置場、神社、鉱員用浴場などなど、これはと想われるものが目白押し。

ガイドは、軍艦島で働いていた元鉱員なので、ヤミ焼酎を持ち込む話やら、それを警察が適当に見逃していた話やら、面倒なことはすべて会社(三菱)が処理していたこととか、いろいろ話している。昔の写真や映像もたくさん映っていたので、これはいいものを見せてもらった。

次は、「スコーコーヒーパーク」、これも長崎県。喫茶店に隣接して、舞台があるという謎の場所。社長と奥さんが出てきて、よくわからないオリジナル浪曲ショーをやっている。喫茶店で出す料理も、「コーヒーで炊いたコーヒーピラフ」とか、そういうもの。でもおいしいらしい。

その次は佐賀県嬉野温泉の嬉野武雄観光秘宝館。地元旅館の二代目おにいさんが出てきた。この秘宝館を残すことに尽力していらっしゃるとのこと。秘宝館は温泉地では邪険にされることが多いと聞くが、これは奇特なこと。1983年開館ということなので、もう30年やっているのだ。展示品は、昔を感じさせる、いい感じにくだらないものばかり。マリリン・モンローブルース・リーのパチもんが時代を感じさせる。電動の仕掛けが可動で維持されているところがエライ。物販コーナーにあるのは、エロ下着とかで、これも笑える。

この秘宝館、5000万円で売りだされているとのこと。これまで何度か、閉館といううわさを聞いていたので、それも納得。値段はともかく、施設の維持費がたいへんだろう。温泉とはいえ、この場所にいまどき秘宝館が残っていること自体が奇跡のようなものなので、開いているうちになんとか一度行ってみたいが…。