別冊アサ秘ジャーナル 25

「別冊アサ秘ジャーナル」25、2012.9.30


群馬と埼玉をまわる、「北関東スペシャル」。最初は、高崎市の、「高崎白衣大観音」。これもけっこう大きい仏像。1936年、昭和11年建立で、けっこう古い。肩のあたりまで内部を登ることができ、山の上に建っていることもあって、眺めはよし。

その観音様の近くにあるのが、「洞窟観音」。人力だけで洞窟を掘って、仏像を置いたというもの。洞窟はなんだか防空壕みたいだが、長く伸びている。大正8年から昭和39年まで50年近く掘っていたそうだ。中の観音様のおかれている部屋とか、奥に行ってもかなり掘り抜いていて大きな洞穴になっている。奥の方は安全のために立入禁止だという。もったいない。

次は埼玉県寄居町。「上田古奇木館」。古い変わった木を集めたというもの。中に入ると、いきなり10メートルくらいの高さの木が置いてあり、その部分だけ増築してある。東北道建設工事の時に切ってきたらしい。中は変な形をした木がやたらと並べられている。彫刻したものではなく、自然の状態で変な形になっているのがいいらしい。

その次は埼玉県坂戸市の「聖天宮」。道教のお寺だ。道教寺院の常だが、極彩色で細工も細かい。建設には15年かかり、台湾の職人がかかりきりで作ったという。いままでの珍スポットの中では一番そそられる建物。中華風のおみくじがあり、これがちょっと変わったシステム。何かの具体的なおねがいを念じてから、番号の書いてある木の棒をひくところまでは同じ。それから、陰と陽と書かれてある札を投げて、陰陽が揃えばやっとみくじをもらえる。くじの内容は日本風にアレンジしてあるとのこと。なぜこの建物が埼玉にあるのかといえば、台湾の人が病気になり、それが治ったときに神様のお告げで、ここに建てることになったそうだ。在日華僑の寄付とかじゃないのである。この道教寺院、コスプレの名所らしく、レイヤー用の更衣室まである。

お次はただの町工場、ではなくて、そこには手品の道具っぽい大きな装置と変な衣装を着たけっこうな年のおばちゃんが2人と、町工場のおっちゃんが登場。けっこう大掛かりなマジックを装置付きでやっている。これは工場のおじさんの個人的なご趣味とのこと。

次、ここからは、スタッフだけのパート。埼玉県東松山市。ほとんどゴミ屋敷のゆおに、路上にはみだして並べられた珍グッズ。「がらくたや」というお店だそうだ。店主いわく、「うちは骨董を売っているのではなく、ガラクタを売っているだけ」とのこと。確かにガラクタだ。今回はこのパートはややハズレ。

次回は10月28日。また見られるといいな。